1話も色々カッ飛ばしていて凄かった『ラクエンロジック』だが、4話がもうほんとにいくらなんでも凄すぎて唖然とするしかなく、年に一度はこういう事があるからテレビアニメを見ないわけにはいかないなと思える回だった。事ある毎にその存在を思い出しては感…
最近「先々週の水曜に往来座に行ってかるかやでうどんを食べた…が、なんで水曜に往来座が開いてたのか…あれは本当に水曜だったのか…」と考え込む事があったり、北部九州の方言では嘘のことを今でも「空事(ソラゴト)」(訛って「スラゴツ」となる)と言う事につ…
「ちょうど一年かけて世界を一周している列車が、毎年ある長大な橋梁を渡る瞬間に新年を迎える事になっている」というだけでもかなりくるものがあるのだが、その瞬間が二者の睨み合いの緊張が頂点に達した瞬間に訪れて、その後線路上の障害物を砕く衝撃の為…
見れば見るほど素晴らしい高人口密度日本家屋アニメ。全編通してずっと家に居たとは思えないこの開放感(結構な広さを持った仮想空間でのバトルを待つまでもなく、それは感じられる)は一体なんなんだろう… 台所と居間がつづきになってる中、三歩歩く事で(敷居…
そこまで映画を駆動させてきた人々が、そこまで映画を駆動させてきた物々を火にくべて蒸気船の最後の燃料とする。そして映画を駆動させてきた物々(蝋人形、薬酒、そして自らの船体すら)を飲み込んだ蒸気船は、そんな物々たちを景気良く燃やし尽くしながら「…
艦これ 序盤はシンデレラガールズより面白いだろくらいには思ってた。島風探す流れとか良かった。 後半は夕立が発光し始めてるのとか超面白かった。 実際のところこれの対照好例がシンデレラガールズっていう考え方がよく分からない(シンデレラガールズがつ…
「美しい文章」「良い文章」と言ってしまった(言ってしまえる)時、それはもはや小説の文章ではないという様な事が書いてある。
『革命機ヴァルヴレイヴ』の2話だか3話だか4話だかで「エルエルフを拘束していたのが荒縄だったのがおかしい」という人達がいたのが当時よく分からず、そんなのエルエルフのその後の「運動」を準備する為の装置として当然だろうとしか思えないのだった。 ほ…
なぱたがマジで大事な所で下着を描かない作家だというのは周知の事実だが(同じワニ系列で対照的に下着をサボらないのが駄菓子など)、快楽天2015年3月号(1月末発売の先月号)でとうとう「ヒロインがパンティー履いて(ここではまだ描いてる)その上からショート…
ヒッチコック1940年の監督作。この頃のヒッチコックは模型撮影がしばしばあるな。 途中風車小屋が出て来た時点で「風車小屋といえばワルキューレロマンツェだなぁ…」とか思ってたら、風車小屋の機構に服を挟まれて持っていかれかける流れがあり、「ここから…
無茶苦茶良かった。新宿シネマカリテで見過ごしたのが謎。 『ももいろそらを』と同じく、冒頭数瞬の言葉のありように「ん?」となり、「ん?」はすぐに「これしかない」という感覚に変わる。そういうコミュニケーションの形が映っている。既に死語と化しつつ…
アクションの時間伸縮とか、あまり変な飛躍を挟まず、空間を撫でるように人物を最終的に四辻の中央に運んで行っているように見えるとか、さりげなく格好良い(時にヘンカッコイイ)画作りが多くて素晴らしい サキュバスが槍をパスッてスルーして加速するのとか…
「なんで今まで見てなかったんだ…」シリーズ。 中原昌也がどこかで"「ボロボロ泣いた」"と言っていた気がするが、まぁそういう映画である。家、空、傘、雨、人々の周りを囲む物の群れ…時に「まがい物」(和楽器で奏でられる洋楽器の音色という無茶苦茶さ含む…
昨日の即席感想で、わざわざ()閉じでラライヤがスコープで距離を測っている事を付け加えているのは、言うまでもなく『Gのレコンギスタ』19話が「距離」をめぐるアニメーションだからだ。冒頭汗だくになりながら走られる事によってこの上なく「実感的に捉えら…
船内に「5分後に流星を狙撃するためのビームを発射いたします…」というアナウンスがかかり、みんなで並んでその様子を見て(ラライヤはスコープなど覗いて距離をも測っている…)いて、「正確!」 本当に素晴らしい
閉店するとらのあな新宿店Bを完全に新宿西口店と取り違えていた(ので昨日の日記は消した)のだけれど、それすなわちマジで人いねぇ状態で新宿西口店が営業し続けるという事な訳で(成人向け取り扱わなくなってから行ってないが最近は改善してるのか?)、それは…
17話の終盤のゴミ掃除の流れはさすがに泣きそうになったが、18話のBパート全ても「アニメ見てて良かったー」とバンザイで後ろに倒れ込むしかなった。 初めから思ってる事だが、このアニメ見て「面白いか面白くないか」みたいな問いが出て来る事が謎。「面白…
2014年のアニメ・選は ・Z/X IGNITION ・ブレイクブレイド ・サムライフラメンコ ・極黒のブリュンヒルデ ・暴れん坊力士 松太郎 ・ロボットガールズZ ・プリティーリズム レインボーライブ (2014年放送終了分・順不同) ちょっと無理してベスト10にしようと…
ウェス・アンダーソンの監督最新作『グランド・ブタペスト・ホテル』は、言うなれば「箱」の映画だ。 面を立ち上げるような平面構図とその面の表面をなぞるような横移動によって、調査船の内部(『ライフ・アクアティック』)、寝台列車の客車(『ダージリン…